学習を続けていると必ず訪れるのが、成績が伸び悩んだり下降したりする「停滞期」です。いままでは、やればやるだけ伸びていた成績が、同じ努力を続けているのに結果に表れなくなる、そんな時期のことです。
この時期の過ごし方で、人は2つに分かれます。ひとつは、結果に表れないことに焦って方法や環境を変えたり努力を放棄したりする人。もうひとつは「今はさらなる高みに行くための過渡期」と捉えて努力を継続する人です。
松本は高校生のとき、前者の人間でした。飽きっぽく、これでいいのかいつも不安で、壁にぶつかるたびに努力が嫌になりました。結果として高校3年時には学力が伸び悩み、東大・京大に届きませんでした。
自分のこの性質に気付いたのは社会人になってからです。それからは、「石の上にも三年、石の上にも三年」と自分に言い聞かせて今に至ります。いま、停滞期にあるみなさん。かつての松本を反面教師としてください。
進学塾センシン
塾だより2021年10月号より
*生徒・保護者向けに月一で発行している「塾だより」から、主要な記事を抜粋して公開しています。
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