学力を上げるには何をしたらいいか。
英語・数学に限らず国語・理科・社会すべてについて、当塾ではさまざまにアドバイスしています。特に中3・高3の受験生には折に触れて具体的な内容と方法を伝えています。
こうしたアドバイスも参考にして、いま、受験生たちは日々がんばっています。幾人かに聞くと、毎日5時間~10時間くらい学習していると言っていました。
ただ受験生にとって、この夏から秋というのは「あれもしなきゃ、これもしなきゃ、ぜんぜん時間が足りない」と焦る時期でもあります。
そんなみなさんに、すこしだけ心が楽になるかもしれない話をひとつ。
受験勉強って、必ずしなければいけないものではありません。だって高校も大学も義務教育ではないからです。それでもみなさんは「この高校に進学したい」「あの大学に行きたい」と欲するから、受験勉強をしているわけです。
ならば、学習する項目のひとつひとつ、つまりto doは、「私がやるべきこと」ではなく、「私がやりたいこと」、そう捉えることもできるはずです。私は自分の学力を上げたい、だからこれこれのことをするんだ、そういうふうに考えることも可能なはずです。
人は、「絶対やらなくちゃ」と思うと億劫になります。でも、「これはやってもいいしやらなくてもいい、私はどうしたいかな、そうだ、やりたいんだ」と考えられたら、前向きに取り組めるようになります。松本自身、仕事で疲れたときには常に自分にそう言い聞かせてきました。
to doリストは、「have to do」じゃなくて、「want to do」。そう考えれば、心の苦しみもちょっとやわらぐかもしれませんよ。
進学塾センシン
塾だより2021年9月号より
*生徒・保護者向けに月一で発行している「塾だより」から、主要な記事を抜粋して公開しています。